甘酒には二種類あるのをご存知でしょうか?酒粕で作るものと、米麹で作るものとありますが、酒粕の方はアルコールが入っていますので、妊婦さんには向いていません。
米麹で作る甘酒は、発酵食品でいろんな栄養があり、お子様からお年寄りや妊婦さんまで、幅広く飲めますよ。
妊婦さんはつわりの時は、何も食べれなかったりしますが、栄養は摂らないと赤ちゃんへの栄養が行き届きませんね。
今回は妊婦さんにとって甘酒がどんな効果があるかをご紹介します。
麹甘酒で妊婦さんストレス解消!
この甘酒はノンオイルで、沢山の栄養がありますので、ぜひ飲んで欲しい食品です。
その効果としては
つわりで食欲がない時の栄養補給
妊婦さんが何も食べないと、赤ちゃんの成長に影響が出てきます。妊婦さんの方も便秘になったり、肌荒れなどがおきたり、塩分や糖分の摂り過ぎなど、妊娠中毒症にもなりかねません。
そんな時、甘酒を摂れば、ビタミン類が多いので疲労回復効果や、オリゴ糖や食物繊維も豊富なので、便秘解消にも役立ちます。
腸内環境の改善で免疫力向上
麹甘酒には、腸内細菌のエサとなるオリゴ糖がありますので、善玉菌を増やしてくれます。
腸内がキレイになることで、結果的に免疫力も向上し、お肌の荒れにも効果があります。また、コウジ酸の働きで、美髪効果もありますよ。
参考記事
甘酒で美髪に!?抜け毛・薄毛対策
妊婦高血圧症の予防効果
妊娠中は食事も不規則になり、普段食べれてた物が喉を通らなかったり、突然思いもよらぬ物を食べたくなったりして、甘いものや塩辛いものを、つい食べてしまったり。
そんな時、この甘酒を飲み続けることで、血圧の上昇を抑制する働きを得られたりします。
妊婦の大敵 ストレス解消
妊娠中は不安だらけで気分も滅入ってしまいます。情緒不安定になってしまうという悩みは他の妊婦さんも同様です。
甘酒を飲み続けると、発酵途中で作られる「ギャバ」という成分のおかげでリラックス効果を得られます。甘酒を飲むと、なんか気持ちが癒やされる・・・なんて感じたことはありませんか?
また、甘酒には妊婦さんに必要な「葉酸」という栄養素も含まれており、お腹の赤ちゃんの生育に役立ちますので一石二鳥とも言えます。
甘酒を産後も飲み続けて美肌に
赤ちゃんが生まれてから、ますます大変になります。慣れない授乳や子育てで時間をとられ寝不足になりますし、疲れがたまっていく一方ですよね。
そんな時こそ甘酒を常備しておいて、いつでも飲める状態にしておけば、疲労回復効果で少しでも美容のサポートになるかと思います。「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒です。疲れてやつれた肌も美肌に向けて回復していくことでしょう。
麹甘酒は授乳中の母乳にも効果的!
甘酒には身体の機能を正常に保つ働きのあるビタミンB群が多く含まれることから、健康面のサポートになります。
さらに、ママの食事が赤ちゃんの栄養や母乳の味にも影響してきます。脂肪の多いものを食べていると、母乳が濃い味になってしまい、乳腺も詰まりやすくなってしまうとのことです。
なので和食を中心にして、甘いものが欲しくなった時には甘酒で代用すれば、母乳も赤ちゃんが飲みやすいおいしい母乳になってきますよ。産前産後とも甘酒を飲み続けることで、栄養補給をサポートするという意味で赤ちゃんにも良いものです。
また、妊娠中でも産後の授乳期でも、身体を冷やすことは避けねばなりません。母乳の出も悪くなってしまいます。
そのような場合は、温めた甘酒にショウガをすりおろしますと、 身体の温め効果になって良いです。ぜひお試しください。
まとめ
麹甘酒は発酵食品でいろんな栄養があり、疲労回復や血圧上昇の抑制、便秘の解消、美肌まで多岐に渡ります。
産後も寝不足や慣れない育児でのストレスの悩みからも、甘酒のリラックス効果で軽減されることが期待され、母乳の味もよくしてくれる効果があります。ぜひお続けになってみて効果を実感していただけると幸いです。