甘酒は”飲む点滴”と言われる程、栄養満点な事はよく知られていますよね。しかし、甘酒には2種類の原料の違う甘酒があるのをご存じでしょうか?今回は、この2種類の甘酒の違いと、オススメの甘酒の効用をご紹介します。
米麹から作る甘酒
米麹から作る甘酒は、麹菌を使って発酵させて作ります。時間をかけて発酵させるので、砂糖を入れないのにとっても甘く、発酵食品なので栄養も麹の力で沢山ありますよ。
酒粕から作る甘酒
酒粕は、お酒を絞ったカスです。これで甘酒を作った場合、お酒の成分もありますし、米麹のように甘くはならないので、お砂糖をプラスします。
米麹で作る甘さは、ブドウ糖なのでエネルギーとして消費されますが、お砂糖で甘くするとエネルギーとして消費されずに脂肪として残ってしまいます。
砂糖を入れて飲みやすくしますが、自然の甘みではありませんので、ダイエット効果もなくなり、米麹で作ったものより栄養的には期待できません。また、アルコール分があることで、子供などには不向きです。
米麹の甘酒の効用
米麹で作る甘酒は、デンプンが麹菌の作用でブドウ糖になり、甘くなります。食べたことのある人は、こんなにも甘いのかと思いませんでしたか?
食べ方も、そのままでも良いし、薄めて豆乳と混ぜたり、お砂糖代わりに煮物などに入れても美味しいですね。
効用としては
美肌効果
甘酒にはビタミンB2が含まれていて、これが美肌効果に良いんです。肌を保湿してくれますし、メラニンの生成を抑えてくれるので、シミなどにも効果があるようです。
便秘改善効果
甘酒にはオリゴ糖や食物繊維が含まれているので、腸内の善玉菌のエサになりますので、腸内環境が良くなり、つまり、便秘改善や肌荒れの改善にも繋がります。
リラックス効果
甘酒にはストレスを軽くするアミノ酸も含まれていますので、昔から疲れを取ったり、リラックスさせる効果が大きく、よく飲まれていたようです。
昔から飲まれていただけに、色んな効果がありますね。
美髪効果
甘酒にはビオチンというビタミン類の成分があり、コラーゲンをなどを作る働きがあります。また、コウジ酸も含まれていてこれらによって髪を綺麗に作る効果があるようです。女性にとっては、きれいな艶のある髪は憧れますね。
甘酒が苦手な人も安心!コレをプラス
甘酒に豆乳
豆乳には、女性ホルモンを高めるのに効果があるので、美容効果やダイエット効果も期待できます。一緒に混ぜて飲むことで、効果もプラスされますね。
甘酒+すりおろしりんご
甘酒200ccに対して、りんご半分をすりおろして温めてホットドリンクで。子供から年輩の方まで飲めますし、心も体も温まります。
生姜とシナモンの甘酒ミルク
甘酒150ccに豆乳と50ccを混ぜて温めます。生姜のすりおろしとシナモンを適量入れます。シナモンの香りと生姜とで爽やかな味になり、より体が温まります。
砂糖代わりに
煮物などに使えば、体にも栄養効果があって、美味しく食べれますよ。
まとめ
甘酒には酒粕から作るのと米麹から作るのがありますが、体に良い甘酒は米麹から作る甘酒です。麹菌で作る発酵食品ですので、沢山の効用があり、飲む点滴と言われています。
最近では、スーパーやドラッグストアでもよく目にしますが、昔から手作りされていて、長く飲み続けられている食品です。
作るのには時間はかかりますが、そんなに難しいものではありませんので、一度作ってみられるとよろしいかと思います。私は電気釜(炊飯器)の保温を利用して作っています。