パサパサのスポンジケーキを、しっとりふわ~とさせるコツを考えて、実践してみました。それから【意外な食材】を使ってのアレンジもしてみました。【更新日】
パサパサのスポンジケーキにひと工夫
市販のスポンジケーキが、どれも美味しくない訳ではありません。「ちょっと残念」という程度です。
ただ、私はケーキにあまり高いコストをかけるのは気が進まないだけです。
でも、工夫次第で美味しく変身させられますし、ケーキを仕上げる過程や飾り付けする部分にも「楽しみ」があると思います。
缶詰のシロップを塗る
果物の缶詰を利用しますと、ケーキ作りにムダなく利用できてお得感があります。
果物は、桃とかパインがオススメです。みかんは少し酸味が強い感じがします。
塗り方は、すぐ下記の「手作りシロップを塗る」と同じように塗ります。シロップにハチミツを混ぜれば、より美味しくなりますよ。
手作りシロップを塗る
シロップを作って、刷毛(ハケ)で塗ります。ハケがない場合は、スプーンですくってなじませていく方法でもよいでしょう。
上の面から横の面まで、まんべんなく浸透させる感じです。しばらくすると、シロップが吸収されて、しっとりしてきます。
塗りすぎると、しっとりを通り越してしまいますので、吸収具合を見て塗って下さい。デコレーションもしやすくなって、美味しいケーキに早変わりです。
シロップの作り方
シロップは砂糖と水を混ぜて煮立たせるだけです。お好みで、砂糖の量など加減してみて下さい。
例としては
- 砂糖20g(大さじ2杯ほど)
- 水40cc(大さじ2+小さじ2)
焦がさないように、火加減に気をつけて下さい。焦げると苦味が出てしまいます。冷めたらスポンジの様子を見ながら塗りましょう。
アレンジ
紅茶を煮出したり、コーヒーなどで風味をつけてもいいです。
スポンジの間にフルーツを挟んだりするなら、オレンジ系のリキュールなども、相性がいいです。
シロップを塗る別のメリット
シロップを塗ることで、スポンジをしっとり美味しくするだけではなく、スポンジとクリームの密着度がよくなります。
型崩れが起きにくくなり、デコレーションもしやすくて綺麗に出来上がります。
ケーキに文字入れや、絵を描いて「キャラケーキ」にしたり。他社商品より描きやすいと評判です。
真冬など固まってしまう時は「湯せん」したり、ドライヤーで温めたりして使います。
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高価なイチゴの代用フルーツ
クリスマスの時期などは、ケーキ需要からか苺が高いです。旬の時期ではありませんし、強気な価格設定なのかも。
なので、いちごの代用品はないかと考えてみました。
缶詰トマト
トマトの缶詰は一缶100円位で手に入ります。カットしたトマトに砂糖と、少しの塩を入れます。
砂糖はお好みで、大さじ3杯ぐらいでしょうか。塩は一掴みです。
缶詰のトマトは真っ赤に熟れているものが使われるのが一般的です。おいしいトマトなんです。砂糖を入れるとケーキとの相性もいいですよ。
トマトに砂糖?
一度やってみると意外性に気づきます。子供の頃に、トマトに砂糖をかけて食べたことはありませんか? 砂糖の代わりにハチミツなどでもいいでしょう。
お皿の周りにぐるりとトマトを流します。真ん中にスポンジケーキを置いて、クリームを塗って、後はトッピングです。
シュークリームの間に見える赤いのがトマトです。ケチャップに見えますけど、ケチャップは使ってませんよ(笑)
種無しブドウ
冬の季節は、細長いカタチのブドウが出回っていて、タネもなく皮ごと食べられます。お値段もリーズナブルで、可愛いのが出来ました。
また、トマトの上にはプチシュークリームを置いて、クリームとブドウの座りが良いようにトッピングしています。
クリスマス用チョコレートの板飾りを置けば出来上がりです。大きめのお皿に飾れば、綺麗にインスタ映えもします。
ケーキにシュークリームを合わせるとインパクトもあり、お子さんがいる家庭では特に喜ばれます。
さいごに:手作りケーキで思い出づくり
お手軽なケーキでも、スポンジがパサパサでは、ちょっと残念。ふんわりしっとり仕上げられたら、嬉しいし、喜んでもらえます。
お子さんのいるご家庭なら特に、お誕生日やクリスマス、ひな祭り、ハロウィンなど、機会が多いことでしょう。楽しい思い出として、大人になっても記憶に残るといいですね。