敬老の日に贈るプレゼントの傾向を調べてみましたところ、高齢者に孫がいる場合は、孫から贈ると喜ばれるケースが多いです。【更新日】
敬老の日は孫から手作り
敬老の日のプレゼントは、自分の子からもらうより、孫からもらう方が嬉しいものです。
ちなみに、70歳未満の方は、自分をまだまだ現役と思っていて、敬老の日のお祝いを素直に喜んでくれない傾向にあります。
かわいいお孫さんからの贈り物なら素直に受け取ってもらえそうですね。
「消えもの」が無難
高齢の方々の多くは、プレゼントが「物」の場合、使わず大事にしまいこむ場合が多いようです。あまり物欲がありません。
ですので贈り物は「消えもの」、中でも「食べ物」が喜ばれますし無難でしょう。
お子さん(お孫さん)を手伝って
母の日・父の日なら、あなたがちょっと贅沢なものを買って、お母さん・お父さんに贈ることが一般的でしょう。ですが、敬老の日では、「お孫さん」に手作りしてもらうことで、格安な予算で抑えることもできます。
お子さんがまだ幼くて料理などできない、といった場合は、お母さん(お父さん)が手伝ってあげることになります。
手作りでは、四苦八苦しながら、場合によっては何回かトライすることになりますので、自然と心がこもった「作品」となることでしょう。
そういったエピソードも聞かせてあげることで、「孫が頑張って作ってくれた」と、祖父母も感激してくれるというものです。
敬老の日に手作りの食べ物
手作りは日持ちしませんので、お住まいの距離によってはどうしても手渡しできない事情もあるでしょう。
そのような場合は市販品を購入するか、食べもの以外で検討しましょう。
今回は、手作りで失敗の少ない簡単レシピ2例を、実際に試作してみましたので紹介します。
ミニどら焼き
フライパンを上げ下げして、底面の温度を調節することで、焦げ付きを防ぎます。
鉄製やステンレスなど、材質や厚みに違いがありますので、各ご家庭でお試しください。
上下分2枚を同時に焼くので、一般的な市販のどら焼きより少し小さめです。
6個分の材料
- ホットケーキミックス100g
- 砂糖50g
- 卵2個
- 水50㏄
- あんこ約250g
- ホットケーキミックスと砂糖をよく混ぜておく
- ボールに卵と水をいれよく混ぜる
- ボールに「1」を少しずつ入れダマにならないようによく混ぜる
- 混ぜたら15分ほど生地を休ませる
- フライパンを温める(油が流れ動く程度)
- 大さじ2ほど生地を流し込む(弱火・上下2枚分)
- 表面がプツプツとしてきたらヘラなどでひっくり返す
- 焼けたら まな板などに並べて生地をしっとりさせる(キッチンペーパーをかけておく)
- 人肌くらいの温度になったら あんこを挟んで出来上がり
- ラップに包んでおけば翌日もしっとり感が持続します。
卵焼き風マーブルケーキ
発酵食品の甘酒を入れて、まろやかに仕上げます。甘さ控えめ。卵焼き器があれば便利です。
卵焼きのやり方をご存じない場合は以下の動画(3分弱)を参考に。
8個分の材料- ホットケーキミックス150g
- 砂糖50g
- 卵2個
- 牛乳150g
- バター50g
- 甘酒200g
- シナモン少々
- バターを溶かしておく
- バターと他の材料を入れ混ぜる(ダマにならないよう少しずつ入れる)
- 卵焼き器(フライパン)を温める(油が流れ動く程度)
- お玉半分くらいの生地を流してうすーく伸ばす
- 生地の表面がフツフツしてきたら卵焼きの要領で巻いていく
- 生地を追加で流して巻いての繰り返し
- 焼き終わったら「巻き簾」で丸めて人肌の温度になるまで放置(巻き簾がない場合は濡れ布巾などで代用)
- 8個分にカットしてラップに包んでおけば翌日もしっとり
ちなみに「巻き簾」とは以下の物です。
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孫から手書きメッセージ
お子さん(お孫さんに)にメッセージを手書きしてもらいましょう。
文具店や100均ショップで買える、かわいいデザインのメモやノート、レターセットなど活用してみましょう。
祖父母世代の人には「まだまだ現役!」との気持ちの方もいらっしゃいますので、あまり「年寄り扱い」しないメッセージ内容を考えたほうがいいでしょう。(特に義実家には気を遣います)
メッセージ内容のポイント3つ
孫から祖父母あてのメッセージには、次の3点を入れるのが基本です。
- お祝い(おめでとうございます)
- ねぎらい(色々とご苦労様です)
- 感謝(ありがとうございます)
メッセージにお子さん(お孫さん)の近況報告と写真を同封するとさらに喜んでもらえます。
そしてさらに喜んでいただくために、お祖父さん&お祖母さんの似顔絵を書いてもらってはいかがでしょうか。
お孫さんの「頑張った感」
主役は孫と祖父母ですが、それを演出するのはお母さん・お父さんです。
上手くできなくても、お孫さんが「頑張って作った感」が出ていれば、それでOKです。
親として「感謝」や「ねぎらい」について教えることで、子供にとって大きな学びとなります。
将来あなたが祖母・祖父になったときにも、お孫さんからきっと敬老の日にお祝いのプレゼントが届くでしょう。