着物の宅配買取を体験
テレビCMなどで、よく見かけるようになった「着物の買取」。
買取業者が力を入れてる理由としては、「東京2020」に向けて海外からの観光客需要も1つの要因になってる様子。「今が売り時」という感じです。
着物は、生地が良ければ洗い張り(着物の糸を解いて洗う)をしたり、新しい着物や洋服、雑貨などに再生する事も出来ます。
なので、娘に譲ったり、身内の者にあげたりします。しかし、最近の若い人は、余程好きでない限り、着る人は少ないですし、体型も昔の人とは変わってきて、サイズ感が違います。
そういう感じなので、私も冠婚葬祭用や訪問着を1~2枚だけ残して、残りを処分することに。

25枚ほど
宅配買取にした理由
ごく普通の着物しか持ってませんでしたので、わざわざ自宅まで来てもらうほどの価値はないと思い、宅配買取にしようと思いました。
それに、訪問査定では、着物よりも貴金属など他のもの目当てに来る業者が多いと聞きます。ウチにはそんなものは有りません。(だいぶ前に売ってしまった)
店舗へ持ち込み査定してもらうには、京都や大阪の都心部まで出向かなければなりません。近所にはリサイクルショップぐらいしかありません。
値段がつくかどうかも微妙な状態なので、重い荷物を遠くまで運ぶほど、時間と労力を費やす価値はないと感じました。
まんぞく買取.com
買取業者は「まんぞく買取.com」(旧:着物なんでもん)に依頼。
テレビでは「バイセル」(旧:スピード買取)のCMがよく流されていて有名ですが、「着物専門」という感じではなく、ブランド品や貴金属、切手など「何でもあり」感。
なんとなくですが、着物専門業者の方が良さそうなイメージをもってました。
着物・和装の買取業者
「まんぞく買取.com」は、着物など和装を幅広く買い取る業者。
- 送料無料
- 梱包箱もらえる
- シミがある着物
- 汚れている着物
- 帯だけでもOK
- 反物(生地)もOK
以上のように、着物を専門的に扱う業者らしい、基本的なスタンスを感じました。
もし、何かあった場合、電話で問合せしたい時も、フリーダイヤルで対応なのも安心。
石川県の着物文化
「まんぞく買取.com」は小京都「金沢」の会社。金沢でも、着物を着た観光客が増え、(体験型の観光スタイル)着物レンタルのお店も増加中とのこと。
そのようなニーズもあり、石川県の会社ということで、「いいかも」と感じた訳です。
着物といえば、京都の業者もあるのですが、「価値の高い着物」なら京都に出していたところですが、なんとなく、「小京都」の方を選んでみました。(単なるイメージの問題ですが)
着物の販売ネットワーク
京都・大阪・東京をはじめ、海外への販売経路も持っている。
買い取った後の商品をさばける経路がある、ということも依頼する業者に対する条件だと思います。(基本ですが)
着物の宅配買取を体験
まずはサイトから申し込みです。
HP 【まんぞく買取.com】梱包用ダンボール箱を依頼した場合は、先に送られてきます。

充分な大きさの箱
ダンボール箱は5枚まで、枚数選べます。量が多くても安心。1つの箱に詰め込みすぎると、集荷に来る人が大変ですし、着物が圧迫されて良くないでしょう。
西濃運輸が集荷に来てくれますが、日曜・祝日は不可とのこと。

書面はこんな感じ
査定結果まで時間かかる
ダンボールが届いて「7営業日」前後で査定の連絡が来るということになってます。
しかし、2週間を過ぎても音沙汰がないので、「荷物は届いてるのだろうか?」と不安になります。
急いでる訳ではないですが、荷物が届いたことを通知してもらえると、多少待たされても安心なんですけどね。(他のネット情報でも「時間がかかる」というレビューはあります)
問合せしてみた
最近の、着物買取業者のメディア露出の影響で混み合ってるのかな、と思いながらも、念のため電話してみました。
「とにかく混雑していて申し訳ない。」との事で、丁寧なお詫びの言葉でした。荷物は届いてるようなので、ひと安心。
査定額は「250円」!?
電話して、さらに1週間ぐらいでしょうか。やっと返事が来て、金額を聞いてびっくりの「250円」。
留袖など、私にとっては「良いもの」と思ってたものも入れてましたが、あまりの安さにショックでした。
でも、値段がついただけでもマシかという感想です。
ちなみに、査定額が出てから入金(銀行振込)まで、一ヶ月半もかかってました。
経費と手間を節約できたと思って
ダンボール箱・配送料・時間と労力といった経費を考えれば、たとえ査定額がゼロだったとしても、スッキリ片づいたと、自身を納得させました。
宅配買取は先方の「言い値」
着物を業者に送る方法(宅配買取)は楽ですが、先方の「言い値」で、こちらサイドのコントロールは難しいです。
査定額に納得できず、返してもらって別の業者に再査定してもらったところで、今回の私の内容では似たり寄ったりかも。
返送してもらう場合の送料は自己負担ですから、マイナスになってしまうリスクも。
「西陣織」「友禅染」とか、有名な作家モノでしたら、かなりの値段がつくのかも知れませんが、私が持ってたような「ごく普通の」着物では難しいのでしょう。
素直に有名な「バイセル」にお願いしておけばよかったかな? とも思いました。
HP 着物の買取【バイセル】