一日中立ち仕事をしていると、
帰る頃には足はパンパンで、
重くてだるく感じた事はありませんか?
それは、姿勢が悪いのではないでしょうか。
あちこちにあるツボを押さえて対策してみましょう。
自分の体の重心が”丹田”といって、
おへそから5cm程下がった辺りですが、
そこに力を集める様にして立っていると、
他の場所の力が抜けて長時間立っていても楽になりますよ。
この”丹田”を意識すると、
全身のリキミがなくなり、
体が緊張せずにリラックス出来て疲れにくくなりますよ。
”涌泉(ゆうせん)”というツボがありまして、
冷え性やむくみ、不眠、生理痛などの症状を和らげるツボです。
足裏にじゃんけんのグーをした時に出来る”くぼみ”の所を、
親指で強めに押して指圧をします。
あるいはゴルフボールで足裏をゴロゴロしますと、
ツボが押さえられて楽になりますよ。
”承筋(しょうきん)というツボで、
血流を促進したり、疲労物質や水分を流したりしてくれるツボで,
むくみに効果があるようです。
膝の裏側のシワから10cm位下の方になります。
そこを軽く気持ちがいいぐらいの力で指圧してみて下さい。
血流がよくなり、むくみもなくなってきますよ。
血流を良くするには、
睡眠中に足枕を利用してみたらいかがでしょうか。
心臓より足を高くする事で、
リンパの流れもよくなりますので、
是非してみて下さい。意外と効果ありますよ。
足枕の高さは15~20cm程の高さが目安です。
また、むくみや疲れを取る方法としては、
1.お風呂に入って体を温め、血行を良くしましょう。
入浴する事で血管が広がって、血流が良くなり、
老廃物も除去したり筋肉や関節もほぐれて、
楽になり効果がありますよ。
2.定期的に屈伸運動をしましょう。
足を動かして軽くストレッチをしたら楽になりますよ。
3.普段からウォーキングをしていると、
筋肉が付いて徐々に立っていても疲れにくくなりますよ。
しかし、疲れと思っていたら、
病気が潜んでいる場合もあります。
●偏平足(へんぺいそく)とは、
土踏まずのアーチがなくなってきてる場合です。
歩き方などに気をつけて、アーチが出来るように
手作りの敷物を作ったり、買ったりして
アーチの所に入れてケアしましょう。
●外反母趾(がいはんぼし)は、足の親指が変形して
横の指の上に乗ったりして、歩くだけでも痛くなります。
これもアーチがなくなるとなってしまいますので、
足底アーチで土踏まずの所を鍛えましょう。
●足底筋膜炎(そくていきんまくえん)は、
かかとや踵の骨から足の付け根まで痛くて、
炎症を起こしている状態です。
ひどくなると歩けなくなります。
普段からストレッチや食生活や生活習慣に気をつけましょう。
●痛風(つうふう)は、美味しいものばかり食べていると、
足の親指が風が吹いても痛いと言われる位痛くなって、
歩くのも大変になります。
必ず病院に行って医師の指示に従って下さい。
●モートン病は、神経が圧迫されて
足裏に痛みやしびれが出てきます。
足指の付け根が痛くて、高いヒールを履いたりして
足裏に負担がかかってなります。
走ったりする人も体重の掛り方でなるそうです。
走り方のフォームを変えたり、
履きやすい靴に変えたりして改善しましょう。
●糖尿病から脚が腫れてきて、皮膚が変色したり、
体のバランスが取れなくなります。
もし糖尿病でしたら早めに医師の診断を受けて
治療をして下さい。しっかり治療をしないと
足を切断すことにもなりかねません。
●魚の目は、皮膚の表面が硬くなって、
真ん中に芯のようなものが出来ます。
そこを触ると痛くて歩くにも支障をきたします。
放置しておくと、完治に時間が掛かってしまうので、
早めに手当をしましょう。
保護パットを使って優しく守りましょう。
お風呂あがりには
かなり柔らかくなりますので、手当がし易いですよ。
●水虫は、足の指の間が赤くなったり、
ジュクジュクして皮が剥けたり、痒みも伴います。
土踏まずの辺りにも水ぶくれがでます。
いつも清潔にして乾燥させて下さい。
●閉塞性動脈硬化症
(へいそくせいどうみやくこうかしょう)
いつも通りに歩いていたら、
急にふくらはぎなど痛くなり歩けなくなります。
しかし暫くするとまた歩けるようになるが、
また痛くなり歩けなくなります。
痛くなったり、治ったりするので、
一時的なものと思われがちですが、
脚の血管に現れる動脈硬化の疑いがあります。
この症状を予防改善するためには、適度な運動をする。
ウォーキングを30分~1時間位がいいようです。
それに野菜や海草類、きのこ類を食べて
栄養のバランスを取るようにしましょう。
また、医師の指示に従って、
薬を服用して治療する事も必要だと思われます。
一口に脚が痛いと言っても、疲れているだけだったり、
この様な病気が隠れていたりする場合がありますので、
早めに治療改善して疲れない足にしましょう。
いずれにしてもケアが大切です。