- シーズン前から咲き続ける珍しい品種
- 変わった色の花びらは「知る人ぞ知る」
- 観光客に知れ渡っていない場所
早くから咲く京都の桜
京都の桜シーズンは大変な混雑です。少しでも時期をずらして、ゆっくり楽しむには、まだ肌寒い「早咲き」の頃が良さそうです。
まだ梅も楽しめるタイミングです。今回は早咲きの桜品種を観賞できるスポットをチェック!
秋から春まで「不断桜」
不断桜(ふだんざくら)は、10月頃から4月頃まで咲き続ける桜です。
不断桜としてよく知られているのは、三重県鈴鹿市にある「白子不断桜」。国指定の天然記念物です。
秋から咲くので、「一番早く咲く」ということになります。京都で「不断桜」を。
大原・実光院の不断桜
庭園「旧理覚院」の中央に植えられた不断桜。こちらも初秋~翌年の春にかけて咲く珍しい品種。
紅葉シーズン真っ只中の頃、「桜と紅葉のコラボ」が楽しめます!
4月の通常の桜シーズンには、八重桜や彼岸桜も加わり、「不断桜との共演」も見応えあり!
三千院の北側にある静かな寺院
実光院は、大原では有名な「三千院」の北側にある天台宗の寺院。「勝林院(しょうりんいん)」という寺院の子院として建てられました。
MAP 実光院の地図 ルート 周辺西陣・妙蓮寺の御会式桜
広い境内に季節ごと色々な花が咲く【花の寺】として知られている「妙蓮寺」(日蓮宗)。
本堂の前にある「御会式桜(おえしきさくら)」も、「不断桜」同様に秋から春に咲いています。
御会式とは?
「御会式」とは、日蓮宗の宗祖「日蓮上人」の命日である、10月13日を中心に行われる法要のことです。
日蓮上人が入滅された10月13日前後から咲き始め、翌年の4月8日、お釈迦さま御生誕のころ満開になるという珍しい桜。
冬の間も咲いてはいますが、本格的な盛りは3月中旬から4月の初旬になります。
こちらの桜も「紅葉とのコラボ」を楽しめます。
妙蓮寺の椿
余談ですが、妙蓮寺では椿も11月から翌3月まで咲きますので、あわせて観賞できます。
つづく・・・