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高校野球の応援・観戦マナー
一般常識的な事柄のほかに、気になることがありましたので、下の方に記しておきます。
持ち物や飲食お酒
球場によっては飲食物の持ち込み自体がNGな場合があるようです。甲子園はまだマシのようですね。
飲み物 お酒
ビールを飲み過ぎない。お酒を飲みながらの観戦は楽しいものですが、お酒に酔っておかしな言動などしてしまうと恥ずかしいです。
それより、アルコールは利尿作用で体の水分が奪われ、特に夏でしたら脱水症状になって危険です。
飲酒についての議論
高校野球観戦の席でビールの販売をするのは「いかがなものか?」という意見があります。
教育の一環でもある、高校生の部活動の試合で、酒を飲みながら観戦することに違和感を覚える人も少なからずいらっしゃいます。
私は以前は気になりませんでしたが、言われてみれば「確かになるほど」です。
とにかく夏の甲子園は暑いので、アルコールを摂取すると体が火照り、余計暑く感じます。
利尿作用の件もあり危険ですから、お酒類は控えた方がよろしいかと思います。
飲み物は水やお茶などを水筒に入れて(保温・保冷)持参するのがいいです。お茶はミネラル補給できる「麦茶」が望ましいです。
熱中症には気をつけて、充分な水分補給できる準備が必要です。
ゴミは持ち帰ってください。
傘・雨具
天気予報で「雨の心配はない」という日でも、突然の雨降りは防げません。
観客席は隣との距離がなく、傘をさせば邪魔になります。傘が開いていれば、ゲームが見づらくなります。
また、傘のとがった部分が他の人の体を傷つける恐れ(特に目は危険)もあり、大変なことにもなりかねません。
傘は行き帰り(場外)だけにして、必ず雨ガッパを持参しておきましょう。
100均ショップやコンビニでも買えますし、大きなポリ袋などで代用もできます。
禁煙
観客席やトイレ等は禁煙です。
タバコを吸いたい場合は「喫煙所」が用意されています。テレビモニターが設置されてるので、試合の様子を見ながら喫煙できますよ。
立って応援しない
ホームランや点が入って盛り上がった時は別ですが、長時間立っていると、周りの人が試合を見づらくなります。
また、トイレなどで移動する時は、できるだけイニングの合間(攻守交代のタイミング)にしましょう。
写真撮影
三脚の使用は禁止です。
報道カメラマンは取材目的で、特別なルールに基づいて撮影しています。取材の邪魔にならないよう配慮も必要です。
営業目的での撮影は禁止
「営業目的」というのは、撮影した写真を販売したりして利益を得ること。
さらには・・・以下のようなことになってます。
球場および周辺で撮影した写真・動画は、インターネットのサイト、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどの電子媒体や出版物への掲載は禁止しています。
引用:「甲子園観戦の注意点 バーチャル高校野球」
営利目的ではなくても、SNSへのアップロード自体がNGのようで「SNS映え」も我慢しなければいけないということですね。
選手や応援席の生徒さんたちの「肖像権」の問題もあるのでしょう。
撮影した写真・画像は個人で楽しむものということです。
このようなルールには反対意見もありますが、守られないと、音楽ライブ会場のようにカメラの持ち込み自体が禁止になってしまいかねません。気をつけたいポイントです。
撮影マナー
座席の上に立ったり、フェンスに登ったりすることはやめておきましょう。
応援している生徒の「応援席ブロック」には入らないようご注意を。
打球に気をつけて
ホームランやファウルボールなど、打ったボールが飛んできて思わぬ怪我をすることも。
特にファウルボールは、ちょっとよそ見をしたスキに飛んで来るなど、注意してボールを見ておかないと危険です。
打球による負傷は応急処置してもらえますが、球場側は責任を負いません。そもそも痛い目には遭いたくないですよね。
もしもボールが飛んできたら!? に備えて、身体を防御できるアイテムを用意するこも検討してみましょう。
高校野球の応援マナー
常識的なこと以外に、「場の空気に飲み込まれない」という点で気になったことです。
少し古いお話かも知れませんが、記しておきますね。
スポーツマンシップ・心構え
プロ野球の場合とは違い「高校野球ならでは」ということで、知っておいた方がいいかなと思ったこと。
観客席でのタオル回し
試合が盛り上がった時、特に負けている方のチームが、追い上げ攻勢を見せている時に行われる模様。
どちらのチームを応援するでもない「中立な気持ちで」観ている観客も、場内の雰囲気に飲まれて、一緒になって「タオル回し」に参加。
すると、守備側のチームがプレッシャーを感じてしまい、逆転劇がおきてしまう。ということが過去にありました。
観客の全員が敵に見えた
逆転されたチームの選手(守備側)は、観客席全体の「タオル回し」の異様な雰囲気を感じ、「全員が敵に見えた」というような意味合いの感想を述べていたそうです。
私も「タオル回し」の状況を映像で見たことがあります。
甲子園球場の観客スタンドは低い位置で、選手の視界に入りやすいので、あれでは確かに、少なくとも気が散ることは間違いありません。
それに加えて、ゲームの流れを感じ取ると、大変なプレッシャーになることも解ります。
タオル回し自粛を要請
大会本部は「選手に精神的な影響を及ぼした」と判断し、タオル回しを控えるよう要請するに至りました。
プロ野球なら多少の「エンタメ性」もあって問題ないとは思いますが、高校野球は、より純粋に「スポーツ」に徹することが重視されますので、やはり選手に対して支障をきたすような行為は遠慮するべきですね。
例えばゴルフで言えば、「ショットの時は静かにしてほしい」ということに通じるかなと感じました。
今後はもし仮に「タオル回し」が周りで起こっても、「自分はやらない」という心構えで観戦するのがよいと思います。
うちわを叩き鳴らす
「タオル回し」なんて、もうやらないだろう。そう思ってました。しかし、ちょっと似たような状況がありました。
応援団の演奏リズムに合わせて「うちわ」を叩いての応援が始まりました。
攻撃側のチーム側だけでなく、球場全体が一斉に「うちわ」を叩き鳴らす応援が広がり、守備側のチームは大きなプレッシャーを受けたとのことです。
こんなに嫌われてるんだ
うちわを叩く音は、グラウンドまでとても響くそうで、「自分たちは嫌われている」と感じて嫌な気分になったそうです。
負けているチームを応援したくなる心理は解りますが、結果的に選手を追い込むような行為は慎みたいと感じます。
相手もリスペクト
応援してるチームの相手側であっても、「素晴らしいプレー」「敵ながらあっぱれ」と感じることもあるかと思います。
そういう時には素直に拍手や声援を送るのも、気持ちのいいことではないでしょうか。
テレビ観戦では得られない「現場の一体感」を味わえる瞬間かも知れません。
相手を侮辱するような応援
相手を侮辱する気持ちはなくても、知らずにやってしまってることかも、と感じたのは・・・。
相手のエラーなど
相手がエラーした時などに過剰に喜んでしまう。応援してるチームが有利になることは喜ばしいですが、相手側に対して侮辱的な気持ちが伝わってしまうことも。
大喜びする気持ちは、応援してるチームが、いいプレーをした時にたくさん送ってあげるのがいいなと感じます。
「あと一人!」コール
試合もついに大詰め、アウト一つで勝利をつかめる場面。「あと一人!」「あと一球!」
気持ちはわかりますが、「タオル回し」同様、相手に余計なプレッシャーを与えることになります。
高校野球はフェアプレイが尊重される「教育の一環」とも言われます。
観戦している人も、同じ精神を共有することが大切だと感じます。
言うまでもなく「ヤジ」や、グラウンドに物を投げ込むなどの行為は控えましょう。