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金運ご利益の御金神社と繁昌神社
「御金神社」「繁昌神社」・・・名称からして「専門的」だと感じませんか?
どちらも小さな神社で「知る人ぞ知る」プライベート感があり、大きな神社とは違った「独特の雰囲気」を感じます。
商売繁盛のご利益と言えば、伏見稲荷大社や恵美須神社(京都ゑびす神社)などが有名ですが、事業者・法人向けという感じが強いです。
もっと「個人的な」金運アップ・財運アップのご利益をいただきたい場合は「専門的な」神社に行った方がいいのでは、と感じます。神社というのは、それぞれ役割がありますので。
御金神社
「商売繁盛」の神社はいろいろ有りますが、「金運アップ」の神社は、京都ではそう沢山ありません。御金神社(みかねじんじゃ)には珍しい絵馬や福財布、お金を清めたりと他の神社ではあまり見られない、金運を授かれるものがあります。
街中のパワースポット
パワースポットと言えば、山の中など特別な場所をイメージしがちですが、この「御金神社」はビルやマンションが建ち並ぶ、街の真ん中にあるんですよ。
二条城にも近く、駅からのアクセスも良い場所です。年々人気が上昇していますので、祝日や初詣では大行列が予想されます。少し日程をずらして行くのがいいかも。
上の写真にもあります通り、マンションなどビル建物の谷間に位置する小さな神社です。参拝時には注意が必要です。
御金神社の駐車場は?
神社前の道路は狭いです。路上駐車はNGです。近隣住民や通行に迷惑な身勝手な行動は神様も嫌いますので、ご利益どころではありません。ご注意ください。

御金神社は小さな社です
金属類の神様
主祭神は金山毘古神(かなやまひこのみこと)で、元々は農機具や刀剣、鉱山など金属の神様です。
現代では通貨として用いられる「金」「銀」「銅」のお金を護ることから、資産運用の神として証券類や不動産関連なども含め、広く崇められているとのこと。
夜間も参拝できる
24時間いつでも参拝出来るというのも、大きなポイントです。(ただし社務所は一般的な時間帯のみ)
夜間 社務所は閉じますが、テントがあり、そこで御守りなどを無人販売形式でやっています。絵馬も書けます。夜中に人知れずお参りに来る人も多いのでしょう。
御神木のイチョウ
本殿の後ろには、御神木のイチョウの木があり、不思議なことに「龍」の形の枝が2本出現したそうです。夫婦の龍神様が宿って、いつでも見守っているそうです。
この銀杏(イチョウ)は京都市内でも有数の大樹で(22m)樹齢は約200年以上とのこと。
落ち葉の季節になると、落ちたイチョウの葉を拾って持ち帰るとご利益があるという話で多くの人が訪れます。

イチョウの樹
イチョウ型の絵馬
ここの絵馬はイチョウ型で、しかも金色に赤で「金」の文字が書かれていて、いかにも金運アップしそうな感がありますよ。
沢山の絵馬には御礼の言葉が書いてあるので、やはりご利益があるようです。

イチョウ型の絵馬
人気の福財布
授かれるご利益グッズで一番人気なのは、何と言っても祈祷済みの福財布です。パッと目を引く鮮やかな黄金色の財布で、表の部分には「福」の文字や縁起の良い打ち出の小槌などが描かれています。
大きさは普通の長財布位のサイズですが、 中にファスナーやボタンなどは付いていません。なので、持ち歩くには適していませんが、宝くじや御札を入れたりして、大事にしまっておく方が良さそうです。
効果としては1年間ですので、1年経ったら御金神社にお返ししましょう。

いろいろな開運グッズ
手水舎に銭洗い用のザル
手水舎はお参りする際に、心身を清める所ですが、ここにザルが置いてあり、お金を入れて清めることができます。
色んな人達の手を渡って、お金についた人間の欲・煩悩・穢(けがれ)を洗い流すということですね。
なので、金運を求めるのであれば、お金も清めましょう。そして清めたお金は福財布に入れておきましょう。そうすることによって、金運アップに繋がります。
NHKでも紹介
初詣シーズンの様子がNHK京都のニュース番組で紹介されてました。かなりの行列です。
民放含め、関西のテレビで御金神社の紹介を時々見かけるようになりました。
お正月限定の御朱印や絵馬もあるそうです。
「ご神木」イチョウの葉に関しては、境内の一角にイチョウの葉が積まれたテーブルが置かれていました。葉をお財布に入れて、御守り代わりにする人が多くいます。
こちらの神社も、だいぶ知られるようになってきました。
アクセス:地下鉄二条城前駅から徒歩7分(烏丸御池駅からも近い)下記にMAP
繁昌神社(繁昌社)
繁昌神社(はんじょう)は、平安時代の延喜年間(901~923年)に安芸の宮島より市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たきづひめのみこと)を勧請したのが始まり。
元々は班女神社(はんにょじんじゃ)と呼ばれており、長い歴史の中で現在の神社名に至っています。商売繁盛の「繁盛」ではなく「繁昌」と書きますが、「繁昌」は昔の表現です。
京の弁財天
市杵島姫命が仏教の「弁財天」と解されることから、「商売繁盛」「諸芸上達」のご利益があるとのこと。
住所も京都市下京区の「繁昌町」です。地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩約5分。御金神社と比べても、さらに小さな神社ですが御朱印・お守り有ります。
76年ぶり神輿担ぎ巡行
第二次世界大戦の影響で途絶えていた繁昌神社の神幸祭が2013年に復活。神輿担ぎは台車に載せての巡行でした。
2017年からは、神社とゆかりのある担ぎ手による巡行も再開。江戸時代に作られた神輿が約120人の男衆によって担がれ、四条烏丸交差点では「辻回し」も披露されました。
小さな神社ですが「繁昌神社」は町の人々に大切にされています。
MAP御金神社・繁昌社とも都会の中の目立たない場所にあります。御金神社と繁昌神社は徒歩で20分ほどですが、京都の通りを散策しながらですと、あまり遠くには感じません。
歩くのは無理という場合は、地下鉄「烏丸御池」から「四条」まで乗ってください。繁昌神社は「四条」から歩いて5分です。