毎年、大学の箱根駅伝は物凄い迫力で盛り上がっています。
京都では、全国から高校生の優秀な代表アスリート達が集合し、
駅伝競走をします。
今年(2015年)も12月20日、西京極陸上競技場から出発し、
都大路を力走します。
2020年の東京オリンピックで活躍できる選手を発掘する場所でもあり、
育成にむけてプロジェクトを組み、これから磨いて宝石を発見する大切な競技、
場所でもあります。
駅伝は、トラックを走っている時と違い、
「自分らしくない」レースができるので、
そこに面白さがあります。今までにない記録が出たり、
自分でも気付かなかった能力に気づいたり、
集中力や緊張感で、自分探しにもなります。
観客の声援に押されて実力を発揮し、
一躍脚光を浴びると、本当に伸びる選手がいます。
その選手を発掘する事は、宝物を探すようで、ワクワクします。
各都道府県から、トップクラスの選手が集まり競争するのです。
自ずから期待がかかります。
日本の長距離を背負って、支えていく選手ばかりです。
また、競技力の向上だけでなく、
健全な精神力を持つアスリートを育成する役割もあります。
強くなる事も大切ですが、一番大切な事は、
立派な社会人としての人間形成です。
礼儀作法も大切です。
人に会ったら挨拶をしたり、戦う相手と交流を持ち、
絆を築く事などなかなか難しい事かもしれませんが、
それが強い人間を作る事にもなります。
高校生としての規則を守り、授業をしっかり聞いて、
宿題もきちんとやる事が、生活も安定するし、
いろんな事を言われてからやるのでなく、
自分から進んでやる人間になれます。
この様な人間形成をしながら選手として頑張る人は、
磨けば光る選手ばかりです。
精神的に強くふさわしい選手が、
ひとりでも多く出て来る事を期待します。
京都での開催50年目の節目です。
一つのゴールを目指して体得する事は大きな意味があります。