京都祇園に老舗の京かまぼこ店があります。
ここは昔ながらの製法で無添加でやっておられます。
私はこちらのさつま揚げ(練天ぷら)が大好きです。
材料が鱧(ハモ)なので、
柔らかくてモチモチしててふっくらしてます。
他の店のは固めで、それはそれで美味しんでしょうが、
多分すり身と小麦粉の配分が各店で違うのと思います。
練天ぷらの種類も14~15種類あります。
その中でも「よもぎ天ぷら」はとても珍しいと思います。
ちなみに、一番売れてるのは「ごぼう天」です。
ごぼう天はどこにでもありますが、
ここのは生のごぼうを使っているので、
カリッとしてて風味がいいです。
他店のごぼうは一度火を通してあるので、
歯ごたえが全然ちがいます。
ちょつと固めなんですが、
歯ごたえのないのよりずっとおいしです。
お店で、その場に居合わせた他のお客さんも同じ意見でした。
食べ方はこのままが美味しいですが、
生姜醤油や大根おろしなどで食べても美味しですよ。
また、オーブントースターで焼いても美味しいです。
焼く前にキッチンペーパーで油を拭き取ると、
もひとつあっさりして、おやつとしても美味しいです。
これから寒くなってくると、おでんが美味しくなります。
おでんは色々な具材を入れるので、どうしても量が増えますね。
ここの練天ぷらは冷めても美味しいんですよ。
大抵の練天ぷらは、粘着材や保存料や膨張材などの
添加物が入っているためか、冷めたら固くなりますけど、
ここの練天ぷらは無添加食品なので、
柔らかいままで美味しく、冷めた時にその良さがよく分かります。
無添加の練天ぷらはなかなかありません。
ご家族にアレルギーお持ちの方がおられても、
安心して食べられますよ。
それから 京都では夏の風物詩「鱧(はも)」があります。
祇園祭には鱧料理が付き物です。
ここの店では、「鱧そうめん」が有名です。
鱧のすり身に薄く塩味をつけて、
ところてんのように突き出して素麺のようになってます。
鰹だしのタレでが付いていて、冷たく冷やして食べます。
すり身だけのと、抹茶味のと2種類がセットになってます。
モチモチしてて喉越しがよいです。
京都の方は、これがなくては夏は始まらないと
言うぐらい楽しみにされてます。
祇園の料亭や木屋町の料理店なども、
ここの鱧そうめんでないとお客様に出せないと
言われるようです。
一度食べてみて下さい。どこのより美味しですよ。
また、じゅん菜や生麩など入れて、すまし汁にしても美味しいです。