その中に「鬼灯」も飾られますが、この「ほおずき」にはどんな意味や由来があるのかと思い、調べてみました。【更新日】
お盆に飾る ほおずきの意味と由来
「ほおずき」は形が提灯(ちょうちん)に似ています。なので、提灯の代わりにお供えします。色もオレンジ色で綺麗ですね。浅草の「ほおずき市」が有名です。
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ほおずきは宿代わり
ご先祖様は、お仏壇に帰ってこられる時に、盆提灯などの灯りを辿って来られます。
そして最後には、このオレンジ色の「ほおずき」が目印となり、「ほおずき」の中でお盆の間、宿として過ごされるそうです。
肉体をもたないご先祖様は「霊体」として「ほおずき」内の空洞にこもっておられる、ということなんですね。
鬼灯は夏に採れる作物で、色も綺麗なので盆棚が賑やかになるのも飾る由来のようです。
お盆の鬼灯の飾り方
ほおずきの飾り方は、その土地によって違うようです。盆棚を取り囲むように吊り下げたり、盆棚の前に飾ったりするようです。
でも最近では「盆花」と一緒に飾る人が多いようです。ほおずきは1本に何個も実がついていますので、色も鮮やかで盆花が映えますね。
ちなみに「盆花」には、「キキョウ」「オミナエシ」「ミソハギ」「ヤマユリ」などがあります。
ほおずきの処分方法
ほおずきは結構日持ちがしますよね。お盆が終わったら自然に乾燥させれば、ドライフラワーにもなりますよ。
また、繊維が網の目みたいになっているので、表面の皮を静かに取り除けば、透かし模様になって、とても綺麗です。中の実が赤く透けて見え、しばらく楽しめます。
その後、家で処分する時は、白い半紙に包んでから捨てると良いですよ。
まとめ
鬼灯は、丁度お盆頃にオレンジ色に熟れて、お墓やお仏壇の盆花として飾られます。色も綺麗だし、日持ちもしますので、とても重宝します。
「ほおずき」が提灯の代わりに供えられたり、ご先祖様が「ほおずき」の中で宿として、お盆の間過ごされるとは知りませんでした。
そして処分する時はご先祖様のお宿なので、ただ捨てるのではなく白い半紙に包んでから捨てるようにしましょう。