美味しい梅干しは買えば高いし、カビが生えないようにするには塩分を強くしないとダメだし、それでは塩分の摂り過ぎになってしまいます。
しかし、今回は私でも失敗しないで、しかも減塩でまろやかな梅干しを試してみて、とても美味しく出来ましたのでご紹介します。【更新日】
簡単に出来るカビない梅干の漬け方
私は前回、初めて作りましたが、本当に美味しくできたんです。こんなにも簡単に作れて、しかも減塩の梅干が出来るとは思っていませんでした。
この方法で作りますと、初めて挑戦するあなたも必ずうまく出来ると思います。それは、調味料を使うやり方です。
簡単カビない梅干し作りに調味料(砂糖と酢)
梅を塩漬けした場合に、梅酢が出てきます。しかし、塩分が少ないと梅酢があまり出て来ないので、結局カビが生えてしまいます。
もちろん梅の水分がしっかり取れてなかったり、漬け込む瓶がきちんと消毒されてなかったりすれば、カビが生えてしまいます。そのあたりはきっちりやって下さい。
クエン酸の力でカビない
よく焼酎を使って漬ける方法が紹介されていますが、ここでは、調味料の砂糖と酢を使います。そのため、塩分も10%位でよいですし、カビも生えず美味しく出来ます。
酢を入れると、酢の味が強くてマズいのではと思われますが、そんな事はありませんよ。クエン酸の力で、カビないんです。
重しも要らず簡単!梅干漬けの材料と作り方
材料
- 梅(梅干し用や梅酒・梅ジュース用として売られている黄色いもの)1kg
- 砂糖(ざらめ)300g
- 塩100g
- 米酢500ml
- 紫蘇200g
- 紫蘇用の塩40g
作り方
1、梅は30分~1時間程水につけてアク抜きをします。
2、梅をきれいに洗ってザルにあげ、爪楊枝でヘタを取ります。
3、梅をキッチンペーパーなどで、しっかり水気を拭き取ります。
4、漬け込む瓶は、熱湯消毒して水分をしっかり拭き取ります。
5、瓶の中に梅を入れて、塩、砂糖、酢を入れて全体に混ざるように瓶をゆすります。そのまま冷暗所に「土用干し」まで保管します。時々瓶を揺すって全体を混ぜて下さい。
注意としては
梅が完全に梅酢の中に浸っているようにして下さい。もし梅酢が足らなければ、酢を足して下さい。
6、赤しそは葉だけもぎ取って、綺麗に洗います。
7、しそ用の塩の半分で、しそをしっかり揉み、絞ります。その液は捨てます。
その後もう一度残りの塩で揉みます。その液も捨てて、梅酢をかけると、綺麗な赤い液になります。その紫蘇を梅酢の中に漬け込みます。シソは、梅の間に入れ込んで下さい。その方がまんべんなく梅に色がつきます。
8、土用の頃に梅を干します。紫蘇も干していいのですが、私は梅だけ干します。お好みでいいと思います。干している時、絶対に雨に濡らさないように気をつけましょう。天気予報をみて、天気が続くなと確認してから干して下さい。
干すのはザルに並べてもいいですが、魚や野菜を干す3段ぐらいになっている網に干せば、場所も取らず干しやすいですよ。2~3日干しますが、途中で梅を裏返して下さい。
ちなみに干し網はこんな商品になります
9、干した梅は、元の紫蘇と梅酢の中に戻して、漬けたままにしておくと、日持ちします。昨年作った梅干も、今も美味しく食べています。
減塩でまろやかに出来上がる 梅干し
この様にして漬けた梅は、土用干しをしていますので、ふんわりと出来上がりますよ。砂糖と酢のお陰でまろやかで、酸っぱさも少なく、ちょとしたスイーツ感覚で何個でも食べれて美味しいです。
梅酢の中に浸っているようにしておけば、カビも来なくて、年中美味しくいただけます。減塩なので、体にも優しく健康効果がアップします。
最後に
梅干し漬けに少々抵抗のあった私でも、簡単に美味しく出来ました。
次もこの方法で、さらに量も増やして漬けようと思っています。あなたも挑戦してみませんか? 市販の梅より美味しくできるといいですね。